【疲れない楽器の吹き方とは?】
“ラクに良い音で”吹き続けるには
充分な空気(呼吸)を“ラクに”とり続けるため
呼吸のことを知る必要があります。
「腹式呼吸の誤解」について
お話ししてみたいと思います。
昨日は「お腹」を意識すればするほど
呼吸が浅くなる、というお話でした。
そもそも
息を吸うと空気はどこに入るでしょうか?
<肺>ですよね^ ^
肺は全体を肋骨に守られて
底には横隔膜という筋肉があります。
肺は空気を充分に取りこめると
ふくらんでいきます。
すると肺のふくらみに合わせて、
①肋間筋(肋骨と肋骨の間の筋肉)がのびて
②横隔膜は下の方にさがります。
横隔膜が下がると、
お腹のなかにある筋肉などが
外に向かって押し出されるので
お腹がふくらみます。
そして
のびた肋間筋や横隔膜がちぢむことで
肺から空気が出ていきます。
⭕️息(空気)を吸うと、お腹がふくらむ
↓ ↓ ↓
✖️お腹がふくらまして、息(空気)が入ってくる
こんな風に「誤解」が生じることが
あるんですね。
「お腹」を意識してふくらまそうとすると
お腹の筋肉(腹筋など)は緊張して
かたくなっていきます。
腹筋などは
横隔膜や肋間筋ともつながっているので
呼吸に必要な筋肉は
どんどん緊張していきます。
呼吸筋が緊張してのびなくなってくるので、
「お腹を膨らまして息を吸っているのに
充分な空気が吸えていない」
こんなことが起こってしまうんです。
習ったとおりに「お腹」を意識したら
息(空気)が充分に吸えなくなる…
こんなことが起きていたら
とてもイヤな話ですよね?
でもこの「誤解」で
充分なブレスがとれていない人は
たくさんいます。
明日は
どうやったらこの「誤解」を
体から解いていくかのお話です。
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