【高音域をうまく出すコツ】

ファゴットを吹いていて
高音域を詰まらせて、苦しそうに吹いている
そんな人をお見かけします。


今日は
高音域をうまく出すコツについての
お話をしてみたいと思います。

 


ファゴットだけではなく
どの管楽器にも共通して言えることですが


ポイントは2つ。
①息が入っていく方向
②舌の位置

 


まずはポイント①
『息が入っていく方向』


どんな楽器でもそうですが、
音域が上がれば上がるほど
苦しくなってきますよね。


ファゴットでは
吹奏楽でチューニングするときのBの音、
この音から急に吹き心地が変わってきます。


この時に注意したいのが、
“息が楽器に入っていく方向を維持すること”


吸った息を吐くとき、空気は
肺から気道を通って上向きに進んでいくので
上顎に息を当てつづけて吹くことが
自然な音を出す秘訣なんですが、


その息をうまく楽器の中に
誘導してあげる必要があります。

 


そのためには
リードとボーカルに対して
少し斜め下に息が入っていく
イメージを持ちます。


息を上顎に当て続けながら、
少し斜め下に息が入っていくイメージ


“息を入れる”のではなくて
“息が入っていく”ってのも大切です。

 


このイメージを持ち続けることで、
息の圧力を保ちながら
自然に楽器の中に送り込むことができます。

 


もし、高音域に悩みがあれば
ぜひ試してみてください。


ポイント②『舌の位置』
についてはまた明日。

 


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【鼻ブレス習得への挑戦⑥!!】

新連載ドキュメンタリー⑥
『谷川の、鼻ブレス習得への挑戦!!』


この1週間で
鼻ブレス修得のためにチャレンジ
してきました。


自分の想像していた結果よりも
とてもすばらしい成果が
得られたので、レポートします!

 


まず、色々と苦労したことや
難しかったことがあったので、
おさらいしてみます。

 


①鼻から早く吸うと音がすごいうるさい!
②そもそも鼻がつまってたら吸えない!
③ムリに吸おうとすると首に力が入って
肩も上がってしまう。


これらを解消するために


『耳下腺』というツボを押して
一時的に鼻づまりを解消し


『4スタンス理論』を学んで
鼻づまりの原因の首がりきまないように
頭の位置と姿勢を見直して


気道が狭くならないように
呼吸のときの舌の位置を変えて


音が出ないように、最初はゆっくりと
鼻で息を吸うところから始めて


そして
徐々に短い時間で息が吸えるように
くりかえし練習しました。

 

 


「鼻ブレスを練習して気づいたこと」


一番重要な気づいたことは、
“鼻ブレスを実践するためには
首やお腹をかためてしまうと吸えないこと”


実際に僕は、
昔からファゴットを吹くと
首に血管が浮き出てしまうクセがあって
これは首に力が入っているのが原因でした。


今回、鼻ブレスを練習することで
首やお腹のりきみも改善することができ、


演奏もフレキシブルになり、


からだへの負担も減って
疲れにくくなりました。


今までまったく改善できなかった
首に血管もあまり浮き出ないようになりました!

 


まだはじめて1週間なので、
演奏で必要な“瞬間的なブレス”までは
できていないですが、


体への負担が減って、
演奏にも良い結果がみられたので
『鼻ブレス』を
続けていきたいと思います!!

 

 


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【鼻ブレス習得への挑戦⑤!!】

新連載ドキュメンタリー⑤
『谷川の、鼻ブレス習得への挑戦!!』

 


鼻ブレス修得のために


『4スタンス理論』
について学んできたので


ひとりでできるタイプ診断の仕方も
まとめておきたいと思います!!


※タイプ診断をするときはリラックスをして、
診断テストを一つするごとに
からだと気持ちをリセットして
次の診断を行いましょう◎

 

 


【A or Bタイプ診断】
①ペットボトルを使った診断
ペットボトルの水やジュースを
飲むか飲むマネをしてみてください。


顔がまっすぐ前を向いたままで
手首をクッと使って飲む人は
Aタイプ


手首を使ってボトルを傾けずに
ボトルを握りしめたまま持ち上げて
顔を少し上に向けて飲む人は
Bタイプ

 


②片足でジャンプする診断
片足を上げて、ケンケンと
ジャンプしてみてください。


ジャンプしている時に
かかとがひざよりも後ろにある人は
Aタイプ


ジャンプしている時に
ひざが体も前にでている人は
Bタイプ

 

 


【1 or 2タイプ診断】
①ペットボトルを使った診断
ペットボトルを水やジュースが
入っている状態で用意してみてください。


持ったまま薬指を離しても
違和感がない(人差し指でしっかり持てている)人は
❶タイプ


持ったまま人差し指を離しても
違和感がない(薬指でしっかり持てている)人は
❷タイプ

 


②手提げカバンやつり革を握ってみる


薬指を離してみても
しっかり握れている人は
❶タイプ


人差し指を離しても
しっかり握れている人は
❷タイプ

 

 


Aタイプはつま先側、Bタイプはかかと側
❶タイプは内側、❷タイプは外側

 


なので、
僕はB❷タイプだったので
かかと外側に体重を乗せると
パフォーマンスを引き出しやすくなり


もしA❶タイプだったら
つま先内側に体重を乗せるといい
ということになります。

 

 


紹介して診断方法はごく一部で、
簡単でひとりでできるものだけを
選んでみました。


ぜひ試してみてください^ - ^

 


次回に続く…

 

 


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【鼻ブレス習得への挑戦④!!】

新連載ドキュメンタリー④
『谷川の、鼻ブレス習得への挑戦!!』

 


鼻ブレス修得のために
姿勢の改善をチャレンジする中
以前から気になっていた


『4スタンス理論』
について学んでいこうと思うのですが、

 


そもそも
『4スタンス理論』とは何かというと


“足の裏のどの部分でバランスをとると
からだの重心が安定するのか、
人によって大きく4つに分けることができ
これは生まれ持った性質”


“自分自身が4つのタイプの
どれになるのかを知った上で
レーニングをすると、
自然な身体操作を得ることができて
より高いパフォーマンスを作り上げることに
つながる”


といった、スポーツに使われる理論で
主にゴルフや野球の指導に使われている
ようです。


最近は音楽の世界でも
応用されているそうです。

 


楽器のレッスンを受けたときに、
「つま先の方に体重を乗せて」
と指導を受けたことありませんか?


特に木管楽器の場合
このように指導をされていることが
多いように思います。


この指導が多くの人のからだに当てはまり、
成果が出ているからでしょう。


ただ、僕にはどうにもしっくりこなくて
困ったことをよく覚えています。

 


このことについて
4スタンス理論を使って
解決していきたいと思います!!

 

 


土踏まずを中心にして
足をつま先側”と“かかと側”
“内側”と“外側”にわけて考えます。


つま先側の内側を中心にするタイプが
A1タイプ


つま先側の外側を中心にするタイプが
A2タイプ


かかと側の内側を中心にするタイプが
B1タイプ


かかと側の外側を中心にするタイプが
B2タイプ

 


A系統のタイプ(つま先側)の人は
演奏中にからだが自然と動く
早い指回しなど、テクニカルなことが得意
キーやトーンホールを指先で押さえる


B系統のタイプ(かかと側)の人は
演奏中はからだがほとんど動かない
太い豊かな音が特徴
キーやトーンホールを指の腹で押さえる


などの特徴・傾向があるようです。

 

 


僕はタイプチェックをすると
B2タイプだったので、
かかと側に体重を乗せるのが
自然なタイプになります。


「つま先に体重を乗せて」と言われても
しっくりこないわけです。
 
 
もし
理想の奏者がAタイプの人で
自分自身がBタイプだった場合、
 
理想の奏者のマネをして練習していると
なかなかうまくならず、
最悪スランプになってしまいます。
 
 
あとこのタイプ分けは
どのタイプが優れているというものではなく
からだの動かし方をタイプ分けしているだけなので
「フルートだからAタイプの方がいい」とか
「チューバだからBタイプの方がいい」とか


そういうことはないので、
そこは気にしないでください。
 
以上が『4スタンス理論』の
簡単な説明です。
 


B2タイプの僕は
実際にかかと外側に体重を乗せて
鼻ブレスの練習をしましたが、
 
からだの自由度が増して
呼吸筋も柔軟になり
手の動きまで良くなったことを
実感しました。
 
 
4スタンスの簡易なタイプ診断も
紹介してみたいと思います。
 
 
次回に続く…
 
 
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【鼻ブレス習得への挑戦③!!】

新連載ドキュメンタリー③
『谷川の、鼻ブレス習得への挑戦!!』

 


さて、
鼻ブレス習得への挑戦も
山場を迎えてきましたが…


実際、鼻がつまっていては
鼻呼吸もなんもないので、


鼻づまり克服への挑戦です!

 


まずはすぐに実践できる簡単な方法で
ツボ押しで改善ができます。


これは楽器をやってる人以外でも
鼻づまりに困っている人がいたら
ぜひシェアしてあげてください(^ ^)

 


耳下腺(じかせん)というツボで
耳のすぐ下のくぼみがそうです。


このツボはほとんどの人が
押すと痛いツボなんですが、
毎日すこしずつほぐしてあげると
鼻づまりが改善していきます。

 

 


鼻づまりがひどい人に
共通していることがあります。


首と肩のコリや緊張が強いんです。


実は、耳下腺をほぐしても
この首の緊張を減らさないと
本当の解決にはならないんです。

 


そこで重要なのが
『姿勢』の見直しです!

 


姿勢で一番たいせつなことは
「頭の位置」です。


ちなみに、
頭は何kgあるか知ってますか?


なんと
平均で約5kgもあるんです!
お米一袋分です!!


一度想像してみてほしいんです。
自分がまっすぐ立っていて
頭だけを少し前に傾けます。


頭が前に落ちないように
首の筋肉がひっぱって支えています。


お米一袋を首だけでひっぱってます。


絶対にコリますよね!
首のコリは気道もせまくするし
肩こりにもつながっていきます。

 

 


ステップ①
肩幅に足を開いて立つ(座る)


ステップ②
体の真ん中、
骨盤と背骨の上に頭を乗せる


首を回したりして、
頭が一番安定する場所を探す。


ステップ③
あごが上がってしまう場合もあるので
まっすぐ前を向けるように
あごを少し引く


頭と首をかためずに
自由に動くように
あごを引きすぎないように注意する。


ステップ④
楽器やマイクを口から迎えに行かずに
楽器をマイクが口に近づいてくるようにする

 

 


このステップを順番に行えば、


首に負担の少ない位置に
頭を自由度を損なわずに
乗せることができました。

 

 


次に注目したのは
「からだの重心の位置」


以前から気になっていた
『4スタンス理論』という


スポーツ理論について学んで
取り入れていきます。

 

 


次回に続く…

 

 


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【鼻ブレス習得への挑戦②!!】

新連載ドキュメンタリー②
『谷川の、鼻ブレス習得への挑戦!!』

 


鼻ブレスを習得する決意をして
練習を始めてみたものの
これが意外と難しいもので…

 


とりあえず、僕が感じた難点は、


①鼻から早く吸うと音がすごいうるさい!
②そもそも鼻がつまってたら吸えない!
③ムリに吸おうとすると首に力が入って
肩も上がってしまう。

 


まず、
①について解決への挑戦です!

 


ゆっくり吸えば音はならないようにできるんだけど、
早く吸おうとするとうるさくなる。


なぜこんな違いが出るのか、
何度かためしてみてわかったことは


ゆっくり吸うときは“深呼吸の吸い方”
早く吸うときは“鼻水をすするとき吸い方”
なっていて、


それぞれの違いは
気道が充分に“開いているかいないか”
なんですが、

 


もっと注意深く観察してみると、


鼻水をすするときは
舌の根元が上顎に近づいていて


深呼吸のときは
舌の先が上顎に近づいているのが
わかりました。

 


なので、
❶舌先を上の前歯のつけ根にそえて
(英語の“L”を発音するときみたいに)


❷吸う時間をすこしずつ短くしていく
(2秒かけて鼻から吸って10秒口から吐く
1秒かけて鼻から吸って10秒口から吐く
0.5秒かけて鼻から吸って10秒口から吐く
0.5秒かけて鼻から吸って30秒口から吐く…
)


吐くときも、舌先をつけたままにすると
気道を広がったまま維持しやすくなります。

 


❶❷を何度がくりかえすと
ある程度解決することができました!!

 


ポイントをおさらいすると、
◎深呼吸のような気道を確保したままで
◎少しずつ吸う時間を短くしていく

 


ただ、
そもそも鼻がつまっていたら
鼻から吸いようがないですよね…

 


この鼻づまりについては、
鼻づまりに効くツボを押したり
日常生活や楽器を吹くときの
『姿勢』を見直すことで
改善できました!

 


次回に続く…

 

 


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【鼻ブレス習得への挑戦!!】

新連載ドキュメンタリー
『谷川の、鼻ブレス習得への挑戦!!』


ということで
お話をしてみたいと思います(^ ^)

 


管楽器を吹いたり、歌をうたったりするとき
必ず息を吸いますが、


みなさんは、


口から吸いますか?
鼻から吸いますか?

 


僕は口から吸っています。


小さい頃にテレビで見ていた
プロのオーケストラの人たちも
口をパクパクしていたし、


自分の周りの楽器をしている人たちも
そうでしたから、


なんの疑いもなくそうしてきました。

 


しかし、ふと疑問が浮かびました。


世の中にある
健康のための呼吸法とか
瞑想のための呼吸法とか…

 


どれをとっても


“鼻から深く吸って、
口からゆっくりと吐き出す”


が基本になっています。

 


生理学的に呼吸をみても、
「鼻は息を吸うための器官」で
「口は息を吐いたり、物(食べ物)を入れる器官」と
役割が分かれているんです。

 


空気の通り道である「気道」も


鼻で吸えば充分に広がって
空気がたくさん入ってくるけども、


口で吸うと
食べ物がまちがって肺に入らないように
フタをしてくれる“咽頭弁”という器官が
連動して少しふさいでしまいます。

 

 


鼻呼吸と口呼吸でのもう一つ大きな違いは
健康面にも影響することです。


鼻で息を吸うと
鼻毛や粘膜が、ゴミや細菌をとりのぞき、
空気に湿り気を加えてくれるので
のどや気道が乾燥してしまうのを
防いでくれます。


口で息を吸うと
そのままダイレクトに乾燥した空気が
入ってきます。

 


乾燥した季節に風邪をひきやすいように
口呼吸は免疫力を下げてしまうんです!

 


だったら、
たくさん空気を吸えて
健康にもいいんだから、
鼻呼吸のほうが
楽器を吹くときにもいいんじゃない?

 


ということで
谷川の鼻ブレス習得への挑戦が
始まったのでした。

 


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